HAMILTON

日本において、今や輸入時計の登竜門的ブランドとして不動の地位を築いたハミルトン。1892年アメリカ合衆国ペンシルバニア州のランカスターで創業し、鉄道、航空、海洋それぞれの分野においてアメリカの文化、歴史と切っても切れない深い関わりを持ってきました。それは、実用時計の世界にとどまらずエルヴィス・プレスリーが愛用したアシンメトリーな三角形をした世界初の電池式腕時計「ベンチュラ」、世界初のLED式デジタル時計「パルサー」という革新的なモデルを世に送り出すことで、新しい旋風を巻き起こすエポックメーキングな時計ブランドとしての認知も進みました。現代においては、「フロッグメン」「2001年宇宙の旅」「メン・イン・ブラック」「オデッセイ」など、450を超える映画に登場し、手の届く憧れの時計ブランドの地位を確立。2003年に生産拠点をスイスに移し高い技術力も評価されるようになってきております。

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ハミルトンといえば・・・やっぱり”デザイン”ですよね!

時計メーカー「ハミルトン」といえば、大人気のクラシック系”ジャズマスター”、ミリタリー系の”カーキ”、独特の三角形”ベンチュラ”、創業したアメリカの時代やカルチャーを象徴し、時代に新たなスタイルをもたらした”アメリカンクラシック”、洗練されたストリートスタイルと、時計の機能美を融和させて”ブロードウェイ”という、特徴的な5つのデザインで構成されています。そのどれを取ってもうまくまとめられたデザインで、派手すぎずかといってシンプルにもなりすぎない、都会的で洗練されたスタイルが日本のみならず、世界中でファンを獲得することに成功。自動巻などの機械式時計で10万を切る価格帯から選べるので、初めて買う「良い時計」の選択肢として幅広い支持を集めております。

 

 

 

世界最大の時計グループに所属してるからこその・・・

この事をご存知であれば結構なツウの方だと思います。初めて買われる「良い時計」としてかなり認知されているこのハミルトンは、世界最大の時計ブランドグループである”スウォッチ・グループ”に属しております。このグループには、「オメガ」、「ロンジン」、「ラドー」、「ブレゲ」、「ブランパン」、「ハリー・ウィンストン」、「カルバン・クライン」、そしてもちろん「スウォッチ」など、誰もが一度は聞いたことがあるブランドが集まっております。この他の巨大グループとしては、「カルティエ」、「ジャガールクルト」、「IWC」、「パネライ」、「モンブラン」などの”リシュモン・グループ”。「ルイヴィトン」、「タグ・ホイヤー」、「ゼニス」、「ブルガリ」などの”LVMH(ルイヴィトンモエヘネシー グループ”が代表格。この中でスウォッチ・グループの特徴としては、「エタ」、「フレデリックピゲ」、「レマニア」といった”エボーシュ”メーカーを傘下に抱えていることです。エボーシュとは、時計の内部機械(半完成品を指す場合あり)、つまりムーブメントを自社開発しているメーカーということ。ちょっとマニアックな話になりますが、本場スイスの時計メーカーというのは、大概が分業制を採用しているので特に開発に時間とコストのかかるムーブメントは専門メーカーに任せる場合が多いのです。

つまり「ハミルトン」は巨大グループの恩恵を受け、オリジナルムーブメントの開発を他の時計ブランドより多彩にかつスケールメリットを活かし、ローコストで行うことができるのです。

ハミルトンを代表する「H10」、「H30」、「H40」の各ムーブメントは一般的なムーブメントのパワーリザーブ(時計の標準持続時間)が40時間前後なのに対し、その約2倍の80時間を確保。ゼンマイをフル巻きにして2日弱しか持たないところを3日以上経ってもまだ動いているということ(つまり金曜日の夜に時計を腕から外し、土日は休ませ、月曜日の朝にまた使いたい時にまだ動いている!)なんです。

このことは、ゼンマイ式の時計を使ったことのない方にはピンと来ないかもしれません。しかし、平日仕事で使い、土日は休ませる方にとってはとてもありがたい機能なのです。このロングパワーリザーブを実現した自社開発のムーブメントを積んで、10万円そこそこで入手できるハミルトンは、まさに初めて買う「良い時計」にピッタリハマる選択肢といえるのです。

 

色使いでもセンスを感じます。

腕時計、特にメンズ系の腕時計の文字盤色といえば何色をイメージするでしょうか。

黒? 白? シルバー? それとも青??

最近でこそグリーンやブラウンなどの中間色も出てきましたが、それでもメンズの時計と黒と白(シルバー系)含めてが圧倒的人気。それにここ最近のトレンドとしてブルーが急上昇中。概ねこの3色でほぼ男性の需要が賄えちゃうんですね。でも、ハミルトンは堅実なカラーだけに留まらずあえてチャレンジ! 2019年の新作から伺えるのは、ブルー系の強化とブラウン系の豊富さ。そしてやはりトレンドを見逃さず、人気のグレージュ系の文字盤。「ライトブラウン」を”スピリットオブリバティ”と大定番”ジャズマスター オープンハート”に。そして、お求めやすい「ジャズマスター シン ライン」にも追加。基礎となるベースラインナップがうまくまとまっているのに加え、トレンドをうまく捉える嗅覚からか色遣いもオシャレ。「機械式時計のスタートはやはりハミルトンから」。

デザインだけじゃない! ハミルトンには世界初にチャレンジするDNAがある!!

20代~30代を中心に絶大な人気を誇るスイス製機械式時計のハミルトン。デザイン専攻のファッションウォッチと思っている方も大勢いらっしゃるのでは? ところが、なかなかどうして。時計史に残る発明もしてきています。ハミルトンの歴史を振り返ると、1892年アメリカはランカスターにて創業、鉄道公式ウォッチも生産。製品の良さが認められ定期航空便に公式に採用されたり、戦時中はミリタリーウォッチを軍に供給もしてました。1957年革新的なデザインとテクノロジーを融合した、世界初の電池式腕時計「ベンチュラ」を発表。1961年には映画「ブルーハワイ」でエルヴィス・プレスリーが着用し話題に。1970年世界初のLEDデジタルウォッチ「パルサー」を発表。針ではなくデジタル表示で時を告げる画期的手法を採用しました。今でこそ当たり前になったデジタル時計ですが、今から約50年前にハミルトンが発明した手法だったんですね!

ハリウッド映画で躍動するハミルトンの時計たち

現在はスイスに本社のあるハミルトンですが、元々アメリカ発祥のブランドなのはご存知の方も多いはず。それ故、ハリウッド映画で登場する機会も多く、印象的な場面でハミルトンの腕時計が俳優さんの腕元からチラリと見えたりするのです。ここで、どんな映画に登場したか振り返ってみたいと思います。

 

1932年
ハミルトンの時計 ”ボルトン”と”フリントリッジ”が、映画「上海エクスプレス」で初めてスクリーンデビューを果たし、 映画のストーリーで重要な役割を担いました。

 

1951年
ハミルトンが登場した映画「フロッグメン」がアカデミー賞2部門にノミネート。シアターのビックスクリーンで繰り広げられる激しいアクションにハミルトンの軍用時計が登場。これを機にハミルトンは映画界で一躍有名に。映画界におけるハミルトンの存在感を決定づけることになった作品のひとつです。

 

1961年
”ベンチュラ”の人気は、ロックンロール界のスーパースター、エルヴィス・プレスリーの腕元を飾ったことで最高潮に達しました。彼が出演したミュージカルコメディ映画『ブルーハワイ』で、登場人物である伝説の歌手にふさわしいアイテムとして選ばれました。

 

1968年
1966年、スタンリー・キューブリック監督が新作の近未来SF映画『2001年宇宙の旅』に使用するユニークなタイムピースの製作をハミルトン依頼しました。このオファーを受け、ハミルトンのデザインチームは、映画と同様にアイコニックな腕時計と置時計を製作しました。

 

1990年
ハミルトンとハリウッドの深い関係は、『メン・イン・ブラック』、『リーサルウェポン4』、『インデペンデンス・デイ』、『リプリー』、『ダイハード』などを含むヒット作の登場人物の腕元を飾り、より一層強いものとなりました。

 

2006年
ハミルトンは、映画製作の舞台裏で活躍する人々を称えるため、「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」の記念すべき第一回目の授賞式をハリウッドで開催。ハリウッドを代表する一流の俳優たちがプレゼンターとして登場し、スクリーンの裏側にいる“スーパースター”たちの功績が高く評価されました。

 

2012年
ハリウッドで開催されたハミルトンの「ビハインド・ザ・カメラ・アワード」の成功を足掛かりに、拡大を続ける中国映画界に進出。映画製作の舞台裏で活躍する人々を称えました。

 

2014年
ハミルトンとハリウッドの絆はますます強固に。時が重要なテーマとなったヒット作『インターステラー』では、映画の製作チームと共に主人公の腕元を飾る特別な時計を開発しました。

 

2016年
これまでに450本以上の映画に出演してきたハミルトンですが、2014年公開の『インターステラー』、2015年公開の『オデッセイ』に続いて、SF映画『インデペンデンス・デイ: リサージェンス』では、パイロットのジェイク・モリソンが身に着ける時計として、カーキ X-ウィンド オートマティック クロノグラフを提供しました。

 

2019年
これまで500本以上のハリウッド映画作品に登場してきたハミルトンの時計たち。これから公開される映画においても、スクリーンに欠かすことのできない名脇役としてハリウッドスターたちの腕元に輝き続けることでしょう。



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