真珠と“みなせ”と関西出張(その1)
2023.11.20

11月13日(月)から15日(水)まで、4年くらいぶりに関西出張してきました。

 

昨年スタートした「ジャパン パール フェア」に、日本真珠振興会認定の真珠検定 シニアアドバイザー(SA)として、特別に入場を許可いただいての参加でした。

 

 

このフェアは、真珠の卸会社とメーカーとの取引機会のため、一般ユーザーはもとより、我々小売店は入場できないものです。

今回、真珠検定委員会主催の真珠リスタート塾に参加しており、その学びの一環として我々SAは特別に入場を許された次第です。

 

基本的に、会場内の写真撮影はNGなのですが、各ブースの責任者の方から許可をいただき撮影をいくつかさせていただいております。

 

前半は、学びのためいわゆる「粗悪品」だったりジュエリーには適さないレベルの真珠について、実際の製品を通じて実体験することができました。

 

「巻薄」「テリあま」「孔口割れ」「層割れ」「核割れ」などなど・・・

 

そして、最もチェックしづらく、でもしなければならない「加工キズ」。

お客様もですが、おそらく真珠に関してあまり知識のない販売員さんも見逃しているケースが多いと思います。

 

でも、ここをきちんと把握しておかないと、パッと見きれいだけど経年変化が激しく、後々クリーニングもできず劣化していくのをただ看過するだけになってしまうおそれが高い。

 

ちなみにJIKODOでは、私自身未熟で店頭目玉品として廉価で仕入れてしまい、加工キズだらけの1本を自分への戒めとして「非売品」としてサンプル展示しております。

ぜひ、これから真珠のネックレスを購入しようと思っている方にはご覧いただきたいものです。そして、もう既に持っていらっしゃる方にも知っておいていただきたい事実でもあります。

 

 

さて、ちょっと話が逸れましたが、今回私が見ることができました、トッピンもののパールを数枚ご紹介します。

 

残念ながら写真ではお伝えすることに限りがありますが、どれも数百万から数千万円の価値があるものです。

 

 

 

こちら・・・

おそらく店頭価格は数千万円となります。

それも来年にはさらに1.5倍くらいに上がるかもと・・・

 

ちなみに、こちらの黒蝶真珠ネックレス、弊社でも取り扱いのある「清美堂真珠」さんのものです。20年来知っているこちらの磯和社長とお話しましたが、弊社にある黒蝶真珠のクオリティのものを同価格で仕入れできるのは全くもって不可能。

今仕入れしたら、倍の値段ではきかなそうです。おそらく3倍ほどでは・・・

 

 

今回、小売店レベルでは到底仕入れできないロット数のものばかりと思いましたが、こちらのKITAMURAさんで、いくつか小ロットでの仕入れが可能でした。

 

こちら、仕入れしたものの一つ。

あこや真珠のテリのとっても強い、きれいな連ものです。

 

実を言うと、ちょっと天然キズがあるのとセミラウンドシェイブといって、まんまるからほんの少し(ネックレスとして着けたらほぼ分からないレベル)だけ外れる形ではあります。

 

でも、天然キズなら経年変化する心配もなく、ラウンド形状も問題なし。なので、テリはトッピンクラスなのに、ちょっとお安く手に入る値段でいけます。

 

他にも、人気のベビーパール(でも超品薄)のトッピンに近いクラスを一本だけですが入手。あと、ナチュラルブルーカラーのセミバロックのアコヤネックレスも仕入れできました。これは、新たにチャレンジするメンズでもいける真珠ネックレスのスタート用にと仕入れました。

 

いずれ店頭にて販売していくので、乞うご期待!!

その2に続く・・・



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