9月9日 重陽の節句
2025.09.09
こんにちは!
今日は、五節句の最後の一つ、「重陽の節句」です。
中国の陰陽道では、奇数(陽数)が重なるのを縁起の良い事としています。最大の陽数が重なる9月9日は「重陽」としてお祝いをしました。
長寿の象徴とされる菊の花をお酒に浮かべて宴を催したりした事から、日本では「菊の節句」と呼ばれたりしています。
菊が持つ強い香りは邪気を払うと言われていたり、菊の花には不老不死の効用があると言われたりしているようです。
また、菊の花に綿を被せて夜露をためたもので肌をぬぐうと、若さを保つという言い伝えがあるそうです。
このことを「着せ綿」と言って、この時期の和菓子の題材としても使われているようです。
こうしてみると、菊は万能ですね。
見て楽しく、食べておいしく、ふれて美しく。
昔から愛されているのも納得です。