先日、久しぶりに藤井家、つまりJIKODOの由来である秋田県羽後町に行って参りました。
ある方からこの由来の意味を知って、心温まりました。とのコメントを頂戴しました。
改めて私も、先祖あっての自分、秋田あっての自分だと思い改めております。
ホームページでも紹介させていただきたく、ブログページにも載せてさせていただきました。
ご興味あればぜひ以下お読みください。
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知る人ぞ知る・・・【JIKODOの名前の由来 】
秋田県南部、日本三大盆踊り「西馬音内盆踊り」で有名な羽後町の農家に生まれた幸之助。大地主の家であったものの、長男ではなかったため跡継ぎにはなれず進学のため上京。
両親は医学系の学校へ行かせたつもりが、本人はどういうわけか時計師の学校へ入学。
事実を知った父親は激怒し、すぐ上の兄、時次郎を東京へ向かわせる。弟を秋田へ連れ戻しにいったはずの時次郎だが、幸之助同様に機械式時計の世界に魅了され、二人で時計師になると決意。「ミイラ取りがミイラになる」とはまさにこのこと・・・。(時次郎じいちゃん、面白すぎる・・・。)
そして1930年、二人は秋田市にて時計店を開業。名前は時次郎の時と幸之助の幸を合わせて、「時幸堂 時計店」に。
親の言うことをきかず、自分の道を切り開いた幸之助じいちゃんと、本能の赴くままに行動した時次郎じいちゃん。
名前の由来を振り返ると、「もっと自由に、自分らしく、動いていいよ、行動しなよ」とじいちゃん達が天国から伝えてくれているようにも感じる。JIKODOは「時幸堂」だけど、きっと「自行動」でもある。幸せな時を過ごすお手伝いをしたり、幸せ感じる時わすれの空間をつくるために、自らが動く人間であり続けよう。
2017年4月23日 JIKODO Facebook掲載
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お読みいただきありがとうございました。
実は今年、明るく親切で気さくだった時幸堂創業者の一人である、時次郎の長男 藤井章太郎さんが亡くなりました。後継者がおらず10数年前に湯沢サンロードにあったもう一つの時幸堂を閉業後、隠居されてました。久々にお会いしたいなと思っていた矢先に急病であっという間でした。私は店の営業があったので葬儀には両親が参列しました。今現在、藤井時次郎と幸之助の想いを継ぐ店はここだけです。安心して長く使っていただける時計やジュエリーを提供する、メンテナンスする、「いいものをいつまでも」の精神を受け継ぎ、来店する皆さまにとっての「幸せ感じる 時わすれの空間」になれるよう、これからも店頭にて皆さまのお越しをお待ちしております。