真珠と“みなせ”と関西出張(その4 最終)
2023.11.25

はい! 次に訪れたのは、たまったま出張前に発見し山崎蒸溜所から歩ける場所にあった「水無瀬(みなせ)神宮」。

 

 

そう! 秋田が誇る、秋田県産の腕時計「MINASE(みなせ)」と漢字は違うものの同じ名前の神社が大阪にあったんです!!

 

 

私の愛機「サキホコル 稲鳳(いなほ)」と

この「サキホコル 稲鳳」は、MINASEのファイブウィンドウズと秋田の伝統工芸である銀線細工とのコラボ作品でして、この地大阪で「水無瀬」と「MINASE(ミナセ=皆瀬)」の共演が実現した、というわけです。

 

御祭神は後鳥羽上皇、のちに合祀されて順徳上皇、土御門上皇の三皇に。

(詳しくお知りになられたい方は、ページ下部にリンクを貼っておきますのでご参照ください。)

 

 

石川五右衛門が、神宝の大刀を盗もうと忍び寄ったが門内に入れず、手形だけ残し立ち去ったとか・・・。

 

本殿

天皇系由来らしく、菊の御紋の提灯が見えます。

私が注目したのは、両サイドの「風車」。

水無瀬と風車・・・ミナセと歯車・・・こじつけ過ぎですかね(笑)

 

 

淀川となる、木津川、宇治川、桂川の合流点。サントリー創立者、鳥井信治郎が山崎蒸溜所設立の地と選ぶなど、ここは「水」の聖地。

 

そして、阪神高速道路、東海道新幹線、JR、阪急の各路線が近くを走っていてまさに交通の要衝でもあります。

 

歴史好きの方ならよくご存知の、天下分け目の天王山が背後にあり、山崎の合戦が行われた地。

 

お参りしてから振り返ると、右手に社務所。その先に手水舎があり何やら人が並んでいます。

 

 

ふと、水無瀬=皆瀬のご縁だからと御札を求めに社務所へ行くことに。宮司さんらしき方がいらしたので、せっかくだからと秋田から来たことと、その秋田で「MINASE」という時計があることをお伝えしました。

宮司さん、「え? ミナセという名前の時計があるのですか?」と。ちらっと見えた左手首には、イタリアブランドの「ブル○リ」がはめられています。きっと、腕時計は嫌いじゃない、いえ、こだわりがあるとお見受けしました。

 

「そうなんですよ、私のところで販売させていただいているのですよ。」と左手首から「サキホコル 稲鳳」を外し、文字盤にはMINASEと入らないものの、革ベルトの裏側には焼印があるのでそれを見ていただきました。

「秋田県に旧皆瀬村という村があったんです。そこから命名された秋田県産の腕時計なんです。安倍元首相も着用されてたんです。」とお伝えしました。

営業しに来たわけではないので、時計の話はそれまででしたが、宮司さんから、ここの水は名水百選にも選ばれてて、朝から水汲み場に人が並ぶことを教えてもらいました。

 

 

あー、なるほど、あの方たちが大きいタンクやペットボトルをたくさん持って水をもらいに来ているんだと。しかし、水がたくさん取れるのに「水無瀬」とはこれいかに。

宮司さんに曰く、「近くを流れる水無瀬川は水あまりないですよね?(はい、歩いてくる途中見たけどかなり少なかった印象)」

「でも、地下水がものすごいんですよ。そしてね、昔は女性が自分の想いを伝えることができない時代に、男性への想いを伝えるのに水無瀬川と詠ってたんです。」と。

 

 

つまり、表向きは見えないけど、目に見えない奥底ではあなたを想ってますよ、と・・・

 

 

おー、まさか水無瀬川の名の由来を訊いたら、そんな趣のあるお話を聞けるとは。

 

 

宮司さんから、時幸堂、皆瀬工場、柏の営業所の分として三体の御札を授かり、せっかくだからと持っていたペットボトルの水を水無瀬神宮の水に入替え飲んでみることに。

 

一口飲んでみた感想は、まろやか~なやさしい水でした。

これでお米=サキホコレ炊いたら美味しいだろうなぁと思いました。

 

さて、手水舎の脇にこんな看板が。

 

 

まあ、話のネタにと、社務所にておみくじを一枚引かせていただき水に浮かべてみると・・・

 

「こんなん出ましたー(古っ!)  中吉ぃ!」

まあ、どこに注目しているかはさておきー、概ね良好。
「商売・・・甘い話に注意」か。

「方向・・・南」たしかに秋田から見たら南ですなぁ。来て良かった、ということでしょう♪

 

ということで、秋田にいるときではありえないくらい歩いて歩いて、水無瀬駅から電車やモノレールを乗り継いで無事伊丹空港まで行きました。

 

 

おかげさまで、仕事にプライベートにとても充実した旅でした。

なかなか関西圏には行く機会が少ないのですが、やはり直接人と会ってお話するのはいいものですね。

ぜひ、今回の旅の話に興味がある方とうちの店の中でも続きがしたいなぁ、と思う藤井なのでした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

リンク

↓ ↓ ↓

水無瀬神宮」について

サキホコル 稲鳳」について

 



一覧へ戻る

PAGE TOP