6月8、9日と3年ぶりに神戸の地を訪れました。
宝石屋が神戸に来る・・・その理由は、ほぼほぼ「真珠(パール)」がらみの可能性大です。


実際、私が訪れた理由は、真珠検定(というものがあるんです)のシニアアドバイザー資格講座の一環。
真珠検定委員会が行っている、資格にジュニアアドバイザー(JA)、シニアアドバイザー(SA)、スペシャリスト(SP)という3段階があります。
(ご興味のある方は、<こちら>から)
弊社では、10年以上前からこの資格制度を活かして、真珠に対する研鑽を重ね、お客様が安心して真珠製品をお求めになられたり、糸替えやクリーニング(真珠のクリーニングを承れる数少ない店の一つです)をお任せいただける店になろうと取り組んでおります。
代表である私がSA資格を持ち、販売スタッフはそれぞれJA資格を取得しております。そして、昨年よりSAアドバンスコースが、より高度な知識と経験を積むべく新設されました。私はその第一期生となります。昨年より毎月ズームでオンライン講義を受けておりました。

その集大成を、このJPF(ジャパン・パール・フェア)㏌ 神戸にて、選別特訓という実地演習でまとめ上げる、そんな設えでした。


真珠の価値を決める要素
「テリ」「マキ」「形」「キズ」「色」「大きさ」のうち、テリとマキで比較し、4段階に選別します。
画像では分かりにくですよね(汗)
奥が最も価値の高い真珠群。
手前、結構「テリ」よくみえますよね?
でも、これら価値が低い(おすすめできない)真珠群。
なぜなら、真珠の耐久性に大きく関わる「マキ(真珠層の厚み)」が薄すぎから。
真珠の見極めが難しいところの一つに、「テリ」さえ良ければ良い、というわけではないことがあります。
一般のお客様だと判断が難しいだけでなく、知識や経験の浅い販売員ではおそらく見分けるのは難しいです。

注意しなければいけないのは、「マキの薄いもの」「加工キズ(漂白しすぎ)」「孔口割れ」「真珠層割れ」「核割れ」など。
これらは、ある程度強い光がないと判別が難しいです。店内の明かりだけでは難しく、LEDライトを当てることなどが必要。ただ、みなさん持っているであろうスマホのライトで代用可。
見方にご興味のある方は、JIKODOにて店頭でご質問くだされば、丁寧にお伝え致します。

先ほどの6大要素別で見極めもしましたし、「処理の程度の弱いもの」から「染色」「着色」「放射線照射(核を染めたもの)」などの種類や特徴を学びました。(これはなかなか判別が難しい)
かなりの量の真珠を見極めました。
真珠は一つ一つで売られるケースよりも、「連」と言ってネックレスになる前の状態で見極めるケースの方が我々小売業者は多いかと思います。
馴染みのある、問屋さんやメーカーさんだから大丈夫・・・というわけではないので、本当に手間ですが一つ一つ見ていかないと判別は難しいものです。
こうして、2時間にわたる「選別特訓」を終え、無事に・・・

「真珠検定 SAアドバンス」の修了証をいただきました。(右の方は、真珠検定委員会委員長の倉本さん」
前夜に行われた「ジャパン パール フェア」ウェルカムにも、SA限定で特別に参加させていただきました。基本は、真珠振興会のメンバー企業さんや、海外からの招待客などで構成されているので一般小売店は入られないのですが、貴重な体験をさせていただきました。


旧知の間柄の業界誌「ジャパンプレシャス」編集長の深澤氏と有意義な話(9月の香港ショーへの優待案内)もありました。
同業者であるSA仲間に、ぜひ深澤さんをご紹介くださいと頼まれ、仲立ちしとても喜ばれました。人と人とをつなぐことは、ライフワークでもあるので少しでもお役に立てて良かったです。

以上、真珠検定「SAアドバンス講座」無事終了のご報告でした。
