ついに行って参りました!秋田県湯沢市皆瀬にある「ミナセ」と「タイム&ブーケ」の工場見学 その4
2018.06.22

 

 

 日々、お客さまから時計や宝石・ジュエリー・アクセサリー・修理のことでご質問をいただきます。その中でよく訊かれることや、お役に立てそうな内容をピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

さて、「ミナセ」と「タイム&ブーケ」を作っている協和精工 皆瀬工場見学の第4弾です。 今日で最終です。

 

 

前回、ミナセの看板モデルともいえる「ファイブ ウィンドウズ」の成型を垣間見たわけですが、やはりミナセといえば「ザラツ研磨」。

 

 

本場スイスでは、あまりの手間の多さに行うことをやめてしまった職人の技。

 

 

 

ちなみにザラツ研磨の「ザラツ」とは、昔スイスに存在していた機材の名前が由来とのこと。

意味としては、輝かせることと勘違いしやすいのですが、実際は「下地処理」のこと。

 

輝かせる(鏡面・ポリッシュ)加工は、「バフ仕上げ」です。

 

 

※詳しくは、ミナセHPをご参照ください。

ミナセを製作する協和精工社の場合、紙製のヤスリでザラツ研磨(下地処理)を行います。

 

 

研磨技術においてはトップの職人が担当。

見学日当日は、ファイブウィンドウズの研磨をされておりました。

 

 

トップの職人さんだけあって、秋田県の企業活性化センターが発行する雑誌の表紙にもなった方。

 

 

ザラツ研磨は下地処理ですから、ある意味地味な作業。

 

 

でも、この一見地味で根気のいる作業があるからこそ、左のようなバフ仕上げてをした時に真価を発揮します。

 

 

ザラツ研磨後、バフ仕上げしたもの。写真だと分かりにくいかもしれませんが、メッチャ輝きます。

とは言え、違いが分からないと何とも言えないと思いますので、このようなサンプルがありました。

 

 

ホームセンターで買ってきたという、一般に売られているボルトとナットを一流の職人が手がけると・・・

 

 

左)ザラツ研磨+バフ仕上げ

中)バフ仕上げのみ

右)何もしていない状態

 

ちょっと分かりづらいですかね・・・^^;

 

これだとどうでしょう?

左はザラツ+バフ

中のが、バフのみ

 

これだと分かりますよね?

 

ベテランの隣側には、若手の職人が黙々と作業をしておりました。

未来の職人のエース達!!
女性の職人さんも活躍してます。

 

こちらの機械はケースに接着剤を塗布し、風防ガラスを取り付けるもの。こちらも女性の職人さん。

 

 

ムーブメントを組み上げる部門。チリ一つ入らないよう密閉状態。我々が入るのはかなり大変なため、

若手の職人さんが出てきてくれ作業をデモしてくれました。

 

 

 

ミナセ「ディヴァイド」の針取付作業中。
角度と力加減に気をつけ、文字盤に傷をつけることなく、きちんと針を取付ける作業。

 

 

その後、鈴木社長からプロトタイプの文字盤を見せてもらいましたが・・・

残念ながらお見せできませぬ・・・(泣)

 

 

そして、他社ではなかなかここまでしないだろうという、ベルトの縫製部門へ。

メタルブレスだけでなく、革ベルトまで自社製するというのはすごいこと。

 

以前は外注だったとのことですが、自分たちの思うような品質や納期を守るとなると、やはり自社生産に行き着いたとのこと。

まさにマニュファクチュール(自社一貫生産)魂を感じます。

 

 

こちらも若い女性職人さんががんばってました。

 

 

普段目にすることのない原皮。割と小型のワニですね。(カイマンかな?)

スタッフ佐々木に持ってもらいました。

 

なるほど・・・という感じです。

あまり見ることのない中芯。

 

 

 

最後に追加のショット。

鈴木社長から直接ムーブメントの説明を

 

こちらがスイスで受注を受けたというプロトタイプ

 

高橋製造部長(工場責任者)から金型の説明

 

MINASEブランドを世界に広げたいという鈴木社長の想いが伝わりました。

いわゆる秋田はお膝元なので、地元のお客様を大事にしたいという想いは一致しました。

 

地元秋田の代表として販売特約店となりましたので、一販売店として以上の取り組みをしていきますと伝えました。

鈴木社長から、我々もできる限りバックアップさせていただきます、とのこと。
これからがますます楽しみになりました。

 

改めてパートナーシップに感謝。

 

 

協和精工の皆さんとJIKODOスタッフで記念撮影

 

千葉の柏から営業担当も来てくれました。

これを機に、ますますミナセとタイム&ブーケのおすすめに熱が入りそうです。

地元秋田にこのような、世界に羽ばたく時計メーカーがあるというのは本当に誇らしいこと。

来店されるお客様に、ミナセとタイム&ブーケの良さ、素晴らしさを改めてお伝えしていきます。

 

鈴木社長はじめ、協和精工関係者さんと非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 

お忙しい中、我々のためにお時間を頂戴し本当にありがとうございました!!

大変貴重な経験をさせていただきました。
なかなかスタッフと休みの日に一緒に行動することもなかったので、よい機会となりました。

 

そして協力してくださった広告代理店のお二人も、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

【JIKODOでは・・・】

 

時計屋の店主ならではの視点で、時計の提案をしております。

何を買ったらいいか分からないんです等の相談が大好物。

時計に関するモヤモヤを解消します!!
 

 

 

《秋田市の男性向けフリーペーパー『Otto(オットー)』第3号でミナセをご紹介しました。》

 

《第2号》

 

 

《創刊号》

 

 

 

時計をブランド名だけで選ばず、身に着けるお客さまの人生観に合わせてのご提案を心掛けております。

店主藤井は、こんなお客さまが大好き。

「なんとなく見に来てみました~。」

 

「そろそろ一つくらい良い時計があってもいいかなと思って。」

「機械式の時計のことほとんど分からないんですが、基本的なこときいてもいいですか?」

 

などなど。

 

欲しいモデルを決めて来られるかたももちろんいらっしゃいますが、むしろモヤッとしている方の方が萌えます(笑)。

 

 

路面店は敷居が高いイメージがあると思われますが、「入ってみたら意外とアットホームだった」とよく言われます(^^)

 

 

私が大事にしているのは、初めての方やまだ慣れてない方の居場所を作ること。少しでも長居しやすいようにお声掛けやお話の仕方に気をつけているつもりです。

 

 

ここだけの話、私も人見知りしたり口下手だったりするので最初はお互いにぎこちないかもしれませんが、「今日は下見です」とか「まだ候補を探している段階です」などと言っていただければ緊張感も和らぐと思います。

 

 

どうか気負いすぎず、時計好きの方もこれから好きになりそうな方も、一から誠意をもって対応させていただきますので、ご来店を心からお待ちしております。

 

店主 藤井

 

 

\婚約・結婚が決まった方注目!!/

      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ブライダルリング専用のホームページができました。

http://www.jikodo-bridal.com

お車の方は、サンパティオ大町 地下共同駐車場が便利です。

お帰りの際に、無料サービス券を差し上げます!!

ジュエリーや時計の修理、メンテナンスなどお気軽にご相談ください。

駐車場もパティオ共同の地下駐車場であれば、お帰りの際にサービス券を発行しております。
他店で断られた時計もお持ちになる方が多くいらっしゃいますので、お気軽にお問合せください。

秋田市大町1-2-7サンパティオ大町
JIKODO

TEL 018-888-3800

営業時間 
AM10:00~PM7:00(平日・土曜)
AM11:00~PM6:00(日曜・祝日)
定休日 水曜日

ホームページ http://www.jikodo.com
 

 

 

 

 

 

 

#JIKODO #腕時計 #秋田 #ウォッチ #機械式時計 #ミナセ 



一覧へ戻る

PAGE TOP