時計の電池交換について(5)
2016.04.18

秋田 時計・宝石・ジュエリー・修理のJIKODOです。

日々、お客さまから時計や宝石・ジュエリー・アクセサリー・修理のことでご質問をいただきます。
その中でよく訊かれることや、お役に立てそうな内容をピックアップしてお伝えしたいと思います。

さて、本日は昨日に引き続き、腕時計の電池交換についてお伝えします。

JIKODOでは、特に人通りの多い場所に立地しているわけではないのですが、毎日のように時計の電池交換のお客さまがいらっしゃいます。実際のところ、何をやっているの?という疑問を持つ方もいらっしゃると思いますので何回かに分けて、電池交換の流れをご紹介致します。

主な流れはこのような感じ。

①本体の確認(裏ブタの作り、外す位置、工具の選択)

②防水の状態やサビ入りなどのチェック

③電池を外し、電圧チェック

④電池交換

⑤動作確認

⑥パッキンチェック(シリコン塗布、または交換)

⑦裏ブタ閉め

⑧時間・日付合わせ

⑨バンドやベルトの洗浄、乾拭き

⑩お渡し

本日は⑦と⑧をご紹介します。

裏ブタの閉め


国産時計にも一部ありますが、輸入時計に多いのが素手でなかなか閉まらず、裏ブタ閉め器を使用するケースです。今回の時計も閉まりにくいため使用致します。


このタイプは、メタルブレスレットが輪っか状ではないため、文字盤側を下にして閉めます。その際にガラスをキズ付けたり割ったりしないようなサイズの受け駒を使用します。念のためガラス面は厚手のビニールで保護します。


裏ブタ側も同様に、裏ブタのサイズに合わせて押さえ駒を選びます。その際、捻って合わせていくと裏ブタにキズが付く恐れがあるので、私の場合は駒を先に裏ブタに置き指で固定。ネジをネジ穴に合わせて力を加えていきます。

無事に裏ブタが閉まれば、続いて時間合わせ。

時間合わせ


大抵の時計は、リューズというケース側部3時方向に出ているツマミを一段、または二段引いて合わせます。この時計の場合はデイト表示機能があるので、二段引くと秒針が止まって時間合わせが出来ます。

時間合わせが終わりました。この時計には裏ブタにキズ防止のシールが張りっぱなしになってました。このまま使用していくとシール周りから茶色く変色し、サビが広がる恐れがあります。そうならないために、JIKODOの場合はこの事をご説明し、お客さまの了承を得てから剥がします。

裏ブタシール剥がし


もし剥がし後が残っていたら、シール剥がし液等を使用して出来るだけキレイにしてお戻し致します。

さて、明日は電池交換編のラストの予定です。

駐車場もパティオ共同の地下駐車場であれば、お帰りの際にサービス券を発行しております。
他店で断られた時計もお持ちになる方が多くいらっしゃいますので、お気軽にお問合せください。

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