腕時計が結納返しにピッタリな訳
2021.07.19 Watch

 

先日、エンゲージ(婚約)リングのご購入でご来店されたカップルの女性さまからのご質問をいただきました。

 

「さっき店内で”結納返しには腕時計を”というフレーズを見たんですが、そういう方多いんですか?」と。

 

つい先日もそのようなお客様がいらっしゃいましたので、そのお話もしつつ”なぜ結納返しに腕時計がオススメなのか”もお伝えしました。

 

まず、そもそもエンゲージリングとはご婚約されたカップルの男性から女性に、結納式の際に結納金や結納品とともに贈るもの。

ただ、現在は結納式を簡略化する方も多いため、男性がプロポーズした際に贈る方が一般的かもしれません。

 

エンゲージリングはそんなに着ける機会がないから必要ない、とおっしゃる女性も年々増加傾向にあるのも事実。

しかし、この機会にしかエンゲージリング、プロポーズリングを贈ることはできないので一生の記念、男のケジメとして贈りたいと思っている男性は多いかもしれません。

 

ただ、一方的な想いだけでは、これから先の長い結婚生活を平穏無事に送る支障になりかねません。女性側の意思も尊重しつつ、男性の想いが叶う形がベストかと思います。

 

さて、無事にエンゲージリング(リングは着けない、要らないからとペンダントネックレスの場合もあります)を贈ることとなったカップルさんの場合、女性側でお返しをする・・・というのはある意味自然な流れかもしれません。

 

そこで女性側としての疑問が芽生えます。果たしてお返しとして何が相応しいのかと、考えてしまうのではないでしょうか。

 

エンゲージリングのお返し・・・

 

やはり同じように、

 

(1)形あるもの

(2)身につけられるもの

(3)長年愛用できるもの

(4)普遍的価値のあるもの

(5)次世代に残せるもの

 

JIKODOが考える結納返しに相応しいものは上記5点にマッチするものです。

 

例えば、スーツや電化製品、パソコンなどを結納返しにされる方もいらっしゃるかもしれません。

それはそれで、必需品ですし身に着けられるものだったり、愛用できるものだったりするのですが・・・

 

ただし、流行り廃りがあったり、5年から10年で壊れたり型落ちになってしまうことも考えれます。

 

実は男性が大切にしようと思って長年身につけられるものって、それほど多くないのかもしれません。

 

例)

指輪、ネックレス、ブレスレット、ピアス、カフリンクス、タイバーなどの装身具。

 

高級ライター、高級筆記具などの小物

 

そして、腕時計。

 

 

メンズジュエリーが日本でもだいぶ市民権を得てきているように思いますし、日常的に着けられる環境にありご本人も好きであればOKかと思います。

 

小物に関しては、喫煙率の低下と高級ライターを使う方がほとんど見かけなくなりました。筆記具は昔はかなり結納返しとして需要があり、現在も贈答品として人気があります。ただ、持ち歩くことはできますが、エンゲージリングのお返しとして身に着けるもの・・・となるとやはり腕時計がより相応しいように思います。

 

携帯電話でも時間が分かりますし、スマートウォッチが幅を利かせてきてはおりますが、まだまだ腕時計は根強い人気と需要があります。

 

特にJIKODOがオススメするのは、昔ながらのゼンマイ式(機械式)腕時計。

 

電池を使わず、今の時代でも職人が一つ一つ部品を組み立てて作り上げる自動巻きや手巻きの時計。

 

チクタクチクタクとあるいはカチカチカチカチとあたかも心臓が動いているがごとく、1秒間に5回から10回振動し電子デバイスを使わずとも1日に数秒から十数秒の誤差に収める伝統の技術の結晶。

 

 

3年から5年に一度、車検のように分解掃除をすることによって、数十年結婚生活とともに時を刻んでいきます。

 

実際、祖父から形見でいただいた腕時計は、60年から70年ほど前のものですが今でもしっかり時を刻むことができます。

 

50年以上の時を経ても、しっかりメンテナンスしていけば形に残り、思い出深いものになる可能性のある機械式の腕時計。

 

 

結納返しとして、結婚の一生の記念として、手に入れる価値のあるものだと覚えていただければ嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 



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