JIKODOオリジナル「ミナセ×銀線細工」製作進行中です!パート3
2021.07.30

店頭でも密かに注目されてきている「ミナセ×銀線細工」のオリジナルモデル。

 

 

せっかく秋田(湯沢市皆瀬)で作られているのだから、秋田の伝統工芸である銀線細工とコラボできたらいいな、という想いからスタート。

 

 

数年前に秋田市にぎわい交流館AU(あう)で、秋田県内の工芸作家さんの展示会があってその時も銀線細工の複数の作家さんの作品が並んでいたのですが・・・

 

 

私の目を引いたのは、今まで目にしたことのなかった斬新ともいえる作風のものでした。ガラス細工とのコラボや革製品とのコラボ作品など、今までの伝統工芸にとらわれない作風に共感し、将来性を感じました。

 

 

その時は、現在「銀線こまち」として活躍する3名の女性職人さんが立ち上げた「矢留彫金工房」さんが生まれておらず、その礎を段取りした辻永さんという革職人さんと色々とお話させていただきました。

 

 

その中で気づいたのは、秋田の伝統工芸である銀線細工がこのままだと尻すぼみになりかねない、ということ。同じ秋田で生まれ育った弊社で何かお役に立てることはないかな、と思うに至りました。

 

 

そして昨年2020年4月に、秋田銀線細工の伝統を継承しつつ、新たな取組みにチャレンジしていく「矢留彫金工房」さんが立ち上がりました。(その生い立ちについて、前述の辻永さんから伺っておりましたが色々と尽力されており、やはり苦労もあったようでした。)

 

 

昨年から銀線細工とのコラボを考えておりましたがついに今年2021年3月、ミナセのメーカーである協和精工株式会社の鈴木社長とzoomミーティングをし、正式にJIKODOオリジナル「ミナセ×銀線細工」の製作進行が決定致しました。

 

 

矢留彫金工房さんが、銀線細工の振興と資金集めのためクラウドファンディングを行い見事達成!その返礼品の作成が一段落した4月に一度ご挨拶に伺い、5月から図案の決定やサンプル作品の製作に移行。弊社HPでもちょっとずつその内容を紹介し始めました。

 

 

さらに写真や動画で紹介したく、先日7月15日に矢留彫金工房さんへ伺い、「ファイブウィンドウズ」、「ファイブウィンドウズ・ミッド」両方の銀線細工文字盤のデザインと製作を担当してくださる小林さんの作業風景を撮影して参りました。

 

 

 

【小林さんに、「磨き仕上げ」をしていただきました。 】

秋田市大町にある矢留彫金工房さんは、東北三大祭りの一つ「竿燈まつり」会場の竿燈大通りが目と鼻の先。そして工房の目の前に旭川が流れています。

小林さんの作業デスクからは川の流れと、街の風景がよく見えます。

 

 

【別の角度から】

細かい手作業です。根気強く一つ一つ手仕上げしていく様がよくわかります。

 

 

【文字盤の試作品(いなほ)】

 

 

【文字盤の試作品(さくら)】

 

 

 

【なかなか見ることのない職人さんの作業デスク】

クラウドファンディングの返礼品でしょうか。

雛人形(?)の扇の製作途中のものもありました。

 

 

 

【JIKODOオリジナル用ではありませんが、桜モチーフの銀線細工】

現在こちらの作品にとりかかっているようで、桜をどのように作っているのか大変参考になりました。

 

 

どうやって桜の花びらの部分を造形するんだろう?と思っていたら

プラスチックの板にうまく造形するためのパーツを作り貼っていました。

 

 

 

この瞬間だけグッと力を込めてうまくピンセットで造形します。

 

 

 

かんたんに作っているように見えてしまうのですが、そうかんたんに造形できないです。

 

 

写真だと伝わらない部分もあるので、ちょっとした動画を作ってみました。

どうぞご覧ください。

 

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JIKODOオリジナル ミナセ×銀線細工 作業風景動画1

 

【ファイブウィンドウズ サンプル図案】

(ケースの色、文字盤の色等、様々な組合せを想定しそれぞれ2種類または3種類ほど発売する予定です。)

 

 

 

【「銀線こまち」として活躍されている矢留彫金工房の3人の女性職人さんたち】

秋田の伝統工芸のこれからを担っていくお三方です。

お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました!

 

 

文字盤デザインはほぼ決定しましたので、ケースや文字盤のカラー、製作本数、細かい仕様変更など決まりましたらぜひ製作をよろしくお願い致します。

 

 

皆様へも進捗状況をまた改めて(8月以降)にお伝えしていきます。どうぞご期待ください。

 

↓  ↓  ↓

パート4へつづく



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