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機械式腕時計といえば、やはりスイスを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、精密機器や工業製品といえば忘れてならないドイツ。
自動車メーカーは言うに及ばず、カメラや光学機器ではライカ、カールツァイス。
全国のお父さんの何割かは毎朝お世話になっているシェーバーのブラウン。
家庭用品だとケルヒャーやヘンケルス、コーヒーメーカーのメリタあたりだと、
女性のユーザーさんも決して少なくないはず…。
それでもピンと来ない方のために、ニベアやユーハイム、リモアもドイツ製。
あ、これはもう精密機器とは言えないですね…(汗)
前置きはさておき、ドイツ最大の時計メーカーにして、実は世界初の電波時計を開発したユンハンス社。
1861年創業で、スイスのロレックスやIWCよりも歴史が古い。
なおかつ、電波時計なんかも出している稀有なメーカーなのです。
で、今回2018年に発表されて業界で話題となった「マックスビル メガ」シリーズの発展版として「マックスビル メガ ソーラー」が誕生致しました!
一見なんの変哲もない腕時計。
でも、それが逆にスゴイと思っております。
なぜか、それは多くの国産系「電波ソーラー」時計が割と厚みがあったり、機能を強調するためガジェット(小道具)を感じさせるものが多い気がするのですが、この時計には全くと言っていいほどそれがない。
外側に「機能を披露するからここ押してね! 」という分かりやすいボタンがない。
普通のリューズ(3時位置の操作つまみ)と4時位置のちょっと目立たない場所にあるプッシュボタンで操作します。
基本はソーラー電波なので、ほどよく日に当てて電波の届きやすい場所に保管しておけば時計が勝手に時間と日付を合わせてくれるので楽チンな時計ではあります。
今回入荷の1本は、「チタン製」だから軽い! そしてアレルギーフリー(ステンレスでアレルギーが出てしまう方にもおすすめ)。
そしてありそうでなかなかない「淡いグレー」文字盤。
黒でもホワイトでも、シルバーでもなく、グレー。
この辺のカラーセンスはやはりヨーロッパ製に分がある、と感じているお客様も多いはず。
少なくとも私はそういう感覚のお客様に寄り添えるように時計を見てきているつもりです。
男性のみならず、むしろ女性ファンの多いユンハンス。
サラッとしたデザイン、でも上質、本物志向。
そんな感性のお客様にぜひ紹介したい一品です。
あ、一つ言い忘れてました。
この時計、通常のクォーツ時計と一目で違いがわかるように、秒針が0.5秒きざみで進みます。ちょうど機械式時計とクォーツ時計の中間みたいな動き方です。
ま、百聞は一見に如かず。見に来てね。
スペック
ムーブメント:クォーツ 多周波電波式ソーラムーブメント
ヨーロッパ(DCF77)、英国(MSF)、米国(WWVB)、日本(JJY40,JJY60)で電波受信
ユンハンス メガ アプリとの接続によるスマートな時間設定
半秒ずつ進む正確な時刻表示
日付表示/永久カレンダー(クォーツモードでも機能)