OWNER'S SELECT
かつて扱っていた正規取扱ブランドの遺品?が ちょっとだけ残っているJIKODOです。
私も愛用しているドイツの時計ブランド「NOMOS(ノモス)」。
ノモスと言えば「コードヴァン」。コードヴァンをご存知ない方のためにちょこっとご説明をば。
よくある時計ベルトの素材は「カーフ(仔牛)」が代表的。カーフは材質も柔らかく、型押しやプレーンなもの、カラーも豊富です。
で、コードヴァンですが、カラーはだいたい黒か焦げ茶、あってもネイビーとか。要は濃い目の色のみ。型押しすることはまずなくてブレーンな見た目で表面ツルン。じゃあ、何が良いの?となりますよね。
このコードヴァン、実は馬のお尻の皮から作られるのです。馬のお尻といえば、昔から叩かれるところを決まっておりますよね?
お侍さんや西部劇、競馬を見ててもお尻ひっぱたかれて、馬は走る走る!
馬もおバカではありませんで、痛さを和らげるために面の皮ならぬ尻の皮を厚くするわけです。
そう!コードヴァンはちょい堅めの質感ではありますが丈夫な素材として、革靴やバッグ、日本だと高級ランドセルに使われておりますね。
前置きが長くなりましたが、ノモスの純正コードヴァンベルトが1本JIKODOに眠っておりました。
幅はタンゴマットやタンジェント38なんかに合う20mmサイズ。一番人気だったタンジェント35mmには合いませんのであしからず。
もちろん他社の時計にも本体側サイズ20mm幅であれば装着可能です。
裏地についてですが、コードヴァンベルトは馬のお尻の部分からのみ作られるので、余裕こいて生地を贅沢に使用できないんです。だから裏地に焼印を押す部分なんかも無駄にせず、場合によっては刻印がまんま裏地に残っている・・・なんてこともあったり。
中にはマニアな方は、刻印が残っている方を好んで購入するという(「あっ!俺の当たり!」とか言って(笑))変態な世界も過去繰り広げられていました。
それはさておき、値段です。
「NOMOS(ノモス) 純正コードヴァンベルト」
ダークブラウン 本体側:20mm バックル側:18mm 長さ:並寸(12時側 75mm 6時側 115mm)
15,400円(税込) → 12,320円(税込) 1本限り
スペック