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JIKODOに入荷した新ブランドと、注目のモデルのご紹介です。
「CIGA(シガ)デザイン シリーズU ブループラネット」
2023年3月から日本に正式に輸入された時計ブランドとなります。(設立は2016年)
まさに、新上陸と言って良いブランドでほとんどの方はご存知なかったと思います。
(なんか見たことある! という方はスゴイです!)
今回ご紹介するのはブランドの中でもフラッグシップモデルとなる「ブループラネット」。その名の通り、青い地球儀がまず目に飛び込んで来ます。
そして、時計に必ずあるハズのアレがない・・・。
そう、長短針がないのです。
正直、この時計の時間の見方を言葉で説明するのは難しく、それでも簡単にお伝えすると「リューズ(3時位置のつまみ)を回すと、通常長短針が回る代わりに、地球儀と外周の黒い縁部分が回ります。地球儀のアフリカと南極の間にある”コンパスマーク”の先端が、黒い縁に表示された時分を示しそこが現在時刻となります。
なんとなくでも、伝わりましたでしょうか?
補足として開発者のコメントから転載しますと、
「約100回に及ぶテストと研究の結果、ムーブメントのギア比を変更することに成功しました。分針が390°回転するとき、時針は30°回転します。こうすることで時針と分針は同期して回転します。伝統的なムーブメント設計の変革です。」
この文面でイメージがつく方もいらっしゃるかもしれませんが、私は実物を見て自分で回してようやく理解した次第です・・・。
いずれ、「コレ、時間分かりにくいね。」と言われてニヤっとする方(私もそっち系です笑)用です。
このデジタルデバイス全盛時代に、ゼンマイ式で動く腕時計に求められるのは「意外性」とか「ユニークさ」とか「個性的」だとか、まあいわゆる「エモさ」っていうんですかね、今風に言うと。
エモーショナル=感動的、萌える的な心躍るものにこそ価値があるのでは、と感じております。
はっきり言って、百聞は一見にしかず。
時計店に来て、実物を見て着けて触って楽しんでいただきたい!
今回は、見比べていただきたかったので、ステンレスモデルとチタンモデルの2本入れました。
素材感である、ステンのポリッシュケースとチタンのサテンケースの違い、もちろん重さも違いますし、あとバックルもステンはDバックルでチタンは尾錠タイプ。
面白いのは、地球儀の色も微妙に違います。
お気づきと思いますが、地球の3分の1くらいで地球儀が構成されているので、実はない部分がありましてアメリカとかヨーロッパがないんです・・・・
しかし、日本は・・・・あります!! 実機でお確かめください。
それと、言い忘れるところでしたが、
裏スケ仕様の自動巻機構が見えるだけでなく、「GPHG」と言って時計界のオスカーとも言われるGrand Prix d'Horlogerie de Geneve = ジュネーブ 時計グランプリを獲得しているんです!
記事を抜粋しますと、
「2021年、CIGA DesignはApple、BVLGARIとともにドイツiF2017-2021のトップ3ウォッチ/ジュエリーブランドとして表彰されました。 又、同年11月には、CIGA Design Blue Planetは並みいるスイス高級時計ブランドを抑えて2021年GPHGチャレンジ・ウォッチ・プライズを受賞しました。 更に2022年、ブループラネットはMuseum of Art and History(ジュネーブ)に初めて収蔵された時計となりました。」
私も受賞作品を見ましたが、そうそうたるブランドとモデルでした。
このブループラネット以外は、すべて100万円以上ですし、ほとんどは1000万円以上ではないでしょうか。
(GPHG2021の受賞作品はこちらをご参照ください。 )
https://www.gphg.org/en/prize-list-21
「手が届く、GPHG受賞作品が秋田で見られる。」
世界が認めた、CIGAデザインの「ブループラネット」。
地球の青さと陸地の凹凸感も見てほしいので、そちらもぜひ!
スペック
シリーズU 「ブループラネット」
Series U BLUE PLANET
ケース径:46mm
ケース厚:15mm
ケース素材:ステンレススチール
ストラップ:フッ素ラバー
防水性:3気圧
ムーブメント:自動巻、CIGA自社製ムーブメント、40時間パワーリザーブ
価格:198,000円(税込)
※チタン合金製モデル(価格:231,000円/税込)